スロット（パチスロ）の設定について

設定について知ろう

「台のメダルの出かた」を調整する機能を言います。

パチスロは、どの機種でも１～６までの６段階の設定になっています。

ざっくり言ってしまうと、設定１は一番メダルが獲得しづらく、設定６が一番メダルが獲得しやすいので、みんな設定６を打ちたがっています。

設定１は、１時間あたり約２０００円、客が負ける仕様になっていて

設定２は、１時間あたり約１０００円、客が負ける仕様になっています。

設定３は、客と店が、トントンまたはプラマイ０になる仕様になっており、

設定４は、１時間あたり約１０００～２０００円、客が勝つ仕様になっており、

設定５は、１時間あたり約２０００～４０００円、客が勝つ仕様になっていて

設定６は、１時間あたり約３０００～６０００円、客が勝つ仕様になっています。

以上のことから、低設定である設定１や設定２を打つと負け、設定３を打つと±０になり、設定４以上を打てば勝つことが出来るわけです。

ただ上記の内容は、あくまでも何万回転も打った場合の理論値であり、実際には１時間で１万や２万負けることもあります。逆に１時間で１万や２万勝つこともあります。何万回転もスロットを打って確率が収束されてくると、だいたい上記のような時給になっていきます。

そしてお店の店長さんは、この６段階の設定を駆使して台の出玉をコントロールしています。

お店側が利益が欲しいときは

「今月から、給料日前までは高設定を多めに使って出そう。そうしたら、年末年始にも出すだろうと期待してお客さんが来て、たくさんお金を落としてくれるからな。」「明日から年末年始に入るから、各台の設定を低くしてお客さんから回収しよう。」

という具合で調整してくるので、お客さんに還元しようと設定６などの高設定を入れてくる店長さんがいるホールでないと、設定狙いは厳しくなるといえます。

もし設定６の台を朝から閉店まで打つことが出来れば、１０時間打ったとして、時給３００円以上になる台ですから、１０時間で期待できる収支は３００００円以上になります。

同じく１０時間、時給１０００円の仕事をしたとしても１００００円ですが、３倍以上の稼ぎになるなんて是非とも設定６を打ちたいものですね(*^-^*)

逆に設定１だからと言って必ずしも負けるわけでもありません。確率なので、上振れる時があるのです。そもそもが低確率なので大半は負けるでしょう。

上振れる時がある。普通のお客さんが見たら、設定１とは思わないでしょう。

同じ設定１の台があっても、３パターンの出方があります。

１個目のパターンは、設定１以上の出方をする。

２個目のパターンは、設定１以下の出方をする。

３個目のパターンは、設定１通りの出方をする。

設定１の確率通りに出るのは上記の３個のパターンの１個パターンに過ぎません。

つまり仮に全台が設定１だったとしても、お客さんからしたら「３台に２台は負けてるが、１台は勝ってる。中間設定以上を使っているんだろうな。」と感じます。

そんな理由でお店側は、通常最も利益の取れる設定１にしていることがほとんどです。たとえ設定１だけだとしてもお客さんが、中間設定や高設定だと勘違いして勝手に打ってくれるので、ホールとしては利益が出ます。

あるお店では、パチスロ台１台あたり、１日平均して６０００G（約８時間）、客が打つとします。

設定１だと１時間あたり約２０００円お客が負けるため、設定１の台では１日あたり約１６０００円お店が儲かることになります。

このお店では、パチスロ台が全部で４００台あるとすると、

１６０００×４００＝６４０００００　６４０万円の１日の儲けとなります。

ひと月だと６４０万×３０日＝１億９２００万円、

１年だと１億９２００万×１２＝２３億４００万

この利益から、人件費や水道光熱費、土地代、店舗の借入返済、新台購入費用、店内の改装費、宣伝広告費など支払わなければなりません。

これらの計算は全台設定１で計算しているので、実際には全台を毎日設定１にすれば、どんな人でも設定１しか入れないと気づいて客足は遠のき、１日８時間も設定１を打ってくれる人はいないでしょう。かと言って設定を高くしすぎてしまうと、利益が減ってしまい赤字におちいって廃業せざるを得なくなります。

このような事情からも６段階の設定があるものの、実際には設定１ばかりと思ってもよいかもしれません。しかし高設定を使っている優良店も実在します。

なので、設定狙いで立ち回る場合には、設定６を入れる店を探すのが勝つためには不可欠となりますね。